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コウヤボウキで出来た箒、万葉集:たまばはき(多麻婆波技、玉箒)コウヤボウキ(高野箒) キク科

写真: コウヤボウキで出来た箒、万葉集:たまばはき(多麻婆波技、玉箒)コウヤボウキ(高野箒) キク科

写真: 万葉集、第14巻3353 写真: 万葉集:たまばはき(多麻婆波技、玉箒)コウヤボウキ(高野箒) キク科

万葉集 : たまばはき(玉箒) こうやぼうき(高野箒) キク科

原文: 始春乃 波都祢乃家布能 多麻婆波伎 手尓等流可良尓 由良久多麻能乎

よみ: 初春(はつはる)の、初子(はつね)の今日(けふ)の、玉箒(たまばはき)、手に取るからに、揺らく玉の緒(を)

かな:はつはるの はつねのけふの たまばはき てにとるからに ゆらくたまのおを

意味: 初春(はつはる)の、初子(はつね)の今日、玉箒(たまばはき)を手に取ると、玉が揺れて音をたてます。

天平宝字2年(西暦758年)1月3日に、官人たちにより詠まれた歌のひとつです。この日は、初子(はつね: 正月の最初の子(ね)の日)にあたります。
玉箒(たまばはき)は繭(まゆだま)やガラス玉などの玉を飾りつけた箒(ほうき)です。
玉は命を象徴し、玉を緒で貫いてあるので、命長かれと祈るもの。
玉は魂。魂を掃き寄せる呪物として、タマハバキを初音の日に飾りました。養蚕を勧める意味があったようです。

天平宝字2年(空海)が、(西暦758年)1月3日に、孝謙天皇が玉箒(たまばはき)を賜り、宴を催されました。藤原仲麻呂(ふじわらのなかまろ)が、天皇の勅(ちょく)を受けて、諸官人に「それぞれ思うように歌を作り、詩を付けるように。」と伝えました。

その昔、弘法大師(空海)の教えで、和歌山県の高野山には竹、梨、胡桃、桃などの竹木がありませんでした。利潤を得る行為を戒めるという意味で、商品作物の栽培が禁じられていたのです。其のため竹箒代わりにこの「木、小低木」を使う・・・

※写真は以前の写真使用

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コメント (3)

  • ☆トミー

    nami4radioさんへお気に入り有り難う御座います。

    2017年11月8日 06:30 ☆トミー (47)

  • たけ丸

    落ち葉を集めるのにはいいかもね。

    2017年11月8日 09:52 たけ丸 (0)

  • ☆トミー

    のゆゆさんへお気に入り有り難う御座います。

    フーテンのtoraとはっしますさんへお気に入り有り難う御座います。

    たけ丸さんへコメントお気に入り有り難う御座います。
    落ち葉少し集めるにはよいですね。

    kagaさんへお気に入り有り難う御座います。

    昔ライダーHKさんへお気に入り有り難う御座います。

    スミレさんへお気に入り有り難う御座います。

    kanzeさんへお気に入り有り難う御座います。

    2017年11月8日 10:17 ☆トミー (47)

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