秋の旧益習館庭園
旧益習館庭園は、徳島藩の筆頭家老であった、稲田氏によって江戸時代前期につくられた別荘(西荘と呼ばれた)の庭園とされている。
その後、稲田氏の学問所が西荘に移り、この学問所は「益習館」と呼ばれ、儒学や漢学のほか、兵学や武術などの文武両道の教育が行われた。益習館は、150年前の明治3年(1870)に起こった「庚午事変(稲田騒動)」という事件によって焼失したが、庭園はほぼ当時のものがそのまま残っている。
平成28年3月に県の名勝に指定された庭園は「池泉回遊式」でつくられており、高さ約4m、幅約5.8mの日本の庭石では最大級の大きさの巨石が使われるなど、臨場感のある武家の庭園らしさが感じられる。(洲本市山手三丁目)
アルバム: 淡路島の史跡名刹を巡る
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コメント (12)
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素敵な庭園ですね。
2020年12月1日 21:27 honda-Z(気まぐれ) (7)
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柿の実残して・・素敵です。
2020年12月1日 23:15 kei (110)
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そういえば淡路島って、廃藩置県の頃は徳島県だったんですよねぇ。
2020年12月1日 23:29 ヨッシー (39)
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素敵な庭園、柿が珍しいですね。
2020年12月2日 05:44 退会ユーザー
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honda-Zさま
ご訪問いただき、お気に入り☆コメントもありがとうございます。
この庭園は、洲本城代である稲田氏の権力と経済力(石高1万4千500石という大名並みの財力)を物語る武家屋敷における歴史的文化財となっています。2020年12月2日 22:30 islandscape (4)
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keiさま
いつも見ていただき、お気に入り☆そしてコメントありがとうございます。
背後の山は鬱蒼とした常緑樹が茂っており、紅葉などの落葉樹が少なくて柿の木が、一番秋らしい季節の趣が感じられる存在となっています。2020年12月2日 22:42 islandscape (4)
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ヨッシーさま
いつも見ていただき、お気に入り☆そしてコメントありがとうございます。
確かに明治4( 1871 )年7月の廃藩置県で「徳島県」が設置されましたが、 11月には「名東県」に改称され、さらに明治9年8月には、旧淡路国が兵庫県に編入されたようです。2020年12月2日 22:56 islandscape (4)
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ベニズルさま
いつも見ていただき、お気に入り☆そしてコメントありがとうございます。
庭園は、全くの自然と人工的な部分を見事に調和させて、巨岩を中心に構成した
池泉回遊式の庭園ですが、柿の木が田舎的な季節感を漂わせています。2020年12月2日 23:06 islandscape (4)
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くんちゃんさま
コーサンさま
肥後の風太郎さま
輝さま
いつも見ていただき、お気に入り☆ありがとうございます。2020年12月2日 23:09 islandscape (4)
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最大級の大きさの巨石..見事な庭園ですね。
文武両道の教育が行われた当時の栄華がしのばれます。〜ー〜2020年12月3日 23:28 カノン (13)
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カノンさま
ご訪問いただき、お気に入り☆そして嬉しいコメントありがとうございます。
稲田騒動(庚午事変)からちょうど150年になりますが、武家の庭らしく巨石を配したダイナミックな庭園から江戸時代に大名並みに栄えた稲田氏の勢力が窺えます。2020年12月7日 23:05 islandscape (4)
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うさこさま
ベマさま
xkazexさま
いつも見ていただき、お気に入り☆ありがとうございます。2020年12月7日 23:08 islandscape (4)
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